こんにちは!有限会社市川鉄工の岡野です。
今作っているのは茨木県の大型物流倉庫の下地となる鉄骨部材です。
灰色の鉄骨が沢山ですね。大きな建物などの仕事の時にはこんな風に工場は材料でいっぱいになります。
今回の鋼材は、すでに塗装されているカラー材(塗装鋼板)を使用しています。
塗装には手間と時間がかかるので作業効率化のためにカラー材を使用することが多いです。
そこで今回は鉄の塗装の話
鉄骨の塗料には色々な種類があります。一見、建築構造と無関係ですが、違います。鉄骨部材は錆びやすい材料だからです。よって、屋外で鉄骨素地の建築物は「溶融亜鉛メッキ」または「錆止め塗料」を行います。
鉄骨の塗装には、主に2つの目的があります。
〇錆止めのため(腐食防止)
〇色を付けるため(見栄え)
この目的のために錆止め塗装と色付け塗装を行います。
そう!2回塗る必要があるんです。
錆止め塗装のみの場合がありますが色は基本、赤かグレーと色が限られており見せる鉄材の場合にはほとんどの場合に色付け塗装が必要になります。
今回のように仕入れ元の工場で2回の塗装が完了している鉄材はとても使いやすく業務効率向上に一役買っています。当社のように少数精鋭の工場では大活躍なのです。
さて、今回は鉄骨の塗料について説明しました。おさらいになりますが、建築構造上重要な塗料は、錆止め塗料です!
DIYで鉄を使用するときにも塗装が重要になってきますので参考にしていただければ幸いです。